ケルンの工房から
1898 ベッヒャー通り16番地
1898年、創始者のパウル・モルシェックが、ドイツのケルンの大聖堂の近くに、最初の工房を開いた。馬具の会社として始まった工房は、やがて、革張りの合板と段ボールで作る、旅行業者向けの特注のスーツケースを手がけるようになった。

小さく、丈夫に
時代が国際的になり、客の求める物も変わった。工房は、より小さく、丈夫なスーツケースの生産に力を入れるようになった。
アルミニウムとの出会い
1920年代
1920年代、パウルの息子リヒャルト・モルシェックが加わった。リヒャルトは、航空機の素材に着想を得て、アルミニウムを、軽いスーツケースに使うことを思いついた。
RIMOWAという名前
社名は短くされ、今の「RIMOWA」になった。もとは、リヒャルト・モルシェック・ヴァーレンツァイヒェン(RIchard MOrszeck WArenzeichen)の頭の文字で、「ヴァーレンツァイヒェン」は「商標」を意味する。登録の年は、Wikipedia(英語版)によると、1931年とされる。
溝と、世界へ
1950 グルーヴ
1950年、アルミニウムのスーツケースに、今も名前を知られる、溝(グルーヴ)が施された。溝のことは、別の記事で読む。
1970年代 防水ケースと日本
1970年代には、リヒャルトの息子ディーター・モルシェックが加わった。1978年に、最初の防水カメラケースを作り、映画や写真の現場の人に、広く使われた。その翌年の1979年、日本市場に参入したことをきっかけに、本格的に世界へ広がった。

素材の広がり
2000 ポリカーボネート
2000年、ディーター・モルシェックは、ポリカーボネート製のスーツケースを開発した。アルミニウムより軽く、丈夫で、スーツケース業界の新しい標準になった。
2017〜2022
2017年、RIMOWAはLVMHグループの一員になった。ブランド創業120周年の2018年には、ロゴをはじめ、ブランドの見た目を新しくした。2022年7月25日には、全てのスーツケースに、生涯保証をつけた。生涯保証のことは、別の記事で読む。
今、手に取るなら
RIMOWAの歴史は、素材と形を、少しずつ磨いてきた歴史だと思う。アルミニウムか、ポリカーボネートか。素材の違いは、重さと、傷の育ち方に出る。まずは、サイズ別の選び方の記事から読むのが良い。スーツケースと合わせて使える、バッグのコレクションも、近年は広がっている。


