朝の草地に停まる、金属製の古いプロペラ旅客機
THE GROOVE

溝のあるスーツケース──グルーヴは、飛行機から生まれた

1950年、アルミニウムのシェルに施された溝。そのデザインのルーツを、航空機の歴史と、ロゴに込められた意味から読み解く。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.10.17 | 更新 2026.10.23 | 読了 2分 イメージ画像(AI生成):初期のオールメタル機のイメージ(実在の機体ではありません)
一番目立つ線は、一番古い記憶。
金属の旅客機が空を飛んだ時代の、形である。

1950年の溝

1950年に、RIMOWAのアイコンとなる溝(グルーヴ)のデザインを取り入れた、最初のスーツケースが登場した。今も、ブランドの象徴として広く愛されているデザインである。

飛行機がルーツ

初のオールメタル機

このグルーヴは、航空機の黄金時代と、初めてのオールメタル製の飛行機から着想を得ている。沿革のページには、ユンカース F13 という航空機の写真も添えられている。

リベットが並ぶ、磨かれた金属の機体の表面
イメージ画像(AI生成):飛行機の金属のイメージ

アルミニウムの考え方

もともと、1920年代に、リヒャルト・モルシェックが、航空機の素材にヒントを得て、アルミニウムを、スーツケースに使うことを思いついたのが、始まりだった。素材も、形も、飛行機から来ている。

他のしるし

二つの塔

ロゴの二つの頂点は、ケルンの大聖堂の二つの塔を表している。RIMOWAの生まれ故郷であるドイツへの敬意だ。

青空にそびえる、大聖堂の二つの塔
イメージ画像(AI生成):二つの塔のイメージ(実在の建物とは異なります)

四角いモノグラム

モノグラムの四角は、スーツケースの形から着想を得たもので、ブランドの設計の考え方を表している。

今も、全ての製品に

グルーヴは、全ての製品カテゴリーに通じる、基本のデザインの約束事になった。スーツケースガイドでは、アルミニウムを、「1950年代に初めて登場」したアイコニックなグルーブの素材、と紹介している。

見分け方のヒント

溝は、飛行機の時代の記憶を、今の旅に持ちこむ線だと思う。選ぶときは、素材と見た目を、店頭で見比べると良い。

  • アルミニウム:1950年代に初めて登場した素材。金属の質感を楽しむ
  • ポリカーボネート:軽く、弾力があるとされる素材。持ち運びのしやすさを優先するなら
  • どちらも:公式サイトで、素材とコレクションの違いが、整理されている

要点

POINTS
  • 溝(グルーヴ)は1950年に取り入れられ、航空機の黄金時代と、初めてのオールメタル機に着想を得ている。
  • ロゴの二つの頂点は、ケルンの大聖堂の二つの塔を表している。
  • グルーヴは、全ての製品カテゴリーに通じる、基本のデザインになった。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:RIMOWA 公式サイト「RIMOWAの歴史」 https://www.rimowa.com/jp/ja/heritage RIMOWA 公式サイト「スーツケースガイド」 https://www.rimowa.com/jp/ja/luggage-guide Wikipedia(英語版)「Rimowa」 https://en.wikipedia.org/wiki/Rimowa (確認日:2026年10月13日)

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