どんな人か
シャラフ・タジェは、パリ生まれの、モロッコ系のファッションデザイナーである。LVMHプライズの紹介によると、独学のクリエイティブ・ディレクター兼デザイナーで、若い頃から、ブランドを立ち上げたり、協業したりしてきた。
CASABLANCA の前
経歴には、有名なストリートウェアのブランド、Pigalle、Off-White とのコレクション、Supreme のコンサルティングがある。起業家らしい姿勢で、自分のクリエイティブ・エージェンシーも立ち上げた。2018年に、メンズウェアのブランド、CASABLANCA を始めている。このブランドを、LVMHプライズの紹介は、「エレガンスと快適さを組み合わせたもの」と説明している。

二つの街の記憶
両親は、クチュールのアトリエで働いていて、モロッコのカサブランカで出会った。タジェは、パリとカサブランカの間で育ち、街の建築と温かさを、コレクションに持ち込んでいる。白い壁、大西洋の青、黄土色の織物が、そこから来る。

考え方
服ではなく、世界を作る
公式サイトによれば、タジェは、「服を、ただデザインするのではなく、世界を作る」ことを大切にしている。ファッション、音楽、アート、ナイトライフから、着想を得る。
理想主義
LVMHプライズの紹介で、タジェは、理想主義を強く信じていると述べ、こう語っている。美しさと自信を広めたい。この世界と、私たち一人一人の美しさを、表したい。CASABLANCA が、フランスのラグジュアリーブランドの系譜に加わり、クラシックなブランドの、新しい波の合図になるよう願っている。
評価
2020年のLVMHプライズのファイナリスト、2021年のインターナショナル・ウールマーク・プライズとANDAMファッション・アワードのファイナリスト、2022年のBoF 500とGQの「Men of the Year」、2024年のFashion Trust Arabiaのアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー。公式サイトは、これらを、年を追って、紹介している。
人物から見る
タジェの言葉は、服の話であると同時に、生き方の話でもある。暗い世界を、色で明るくする、という考え方は、一枚のシャツにも、そのまま現れている。服を選ぶ前に、人物の言葉を読むと、色の使い方の意味が、少し見えてくる。


