窓辺の白いアトリエに、ボディ(人台)と、紺と赤のサテンの布を広げた作業台
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2026年の GIVENCHY──サラ・バートンの就任から、2027年春夏まで

2024年9月に就任したサラ・バートン。2025年3月の最初のコレクション、2026年3月の2026年秋冬、そして2026年10月の2027年春夏と、初のメンズまで。報道の原文から読む。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.10.27 | 更新 2026.10.28 イメージ画像(AI生成):アトリエのイメージ(実在の場所ではありません)
原点のアトリエに、戻る。
バートンは、そこから、前に進むことを選んだ。

最初のコレクション(2025年3月)

GIVENCHY の公式サイトによれば、サラ・バートンは、2024年9月に、ウィメンズとメンズの全コレクションを担うクリエイティブ・ディレクターに就き、最初のコレクション(2025年秋冬)は、2025年3月に発表された。ショーは、メゾンの歴史的な本拠地、ジョルジュ・サンク通り3番地で開かれた。

公式サイトは、このコレクションの背景を、次のように説明する。最初のメゾンである、アルフレッド・ド・ヴィニー通り8番地の邸宅の改装中に、隠し戸棚の中から、ユベール・ド・ジバンシィのパターンが見つかった。茶封筒に入った、1952年のデビューコレクションの、綿織物(キャリコ)のパターンだった。バートンは、「前に進むには、原点に戻る必要がある。私にとってはアトリエが全てで、アトリエは、ジバンシィの心臓であり魂だ」と語っている。「GIVENCHY 1952」と刻印されたマネキンから、コレクションは始まり、ジバンシィの象徴の白いシャツは、ドレスとして、新たな命を与えられた。

生成りのウールの布の上の、ピンと白いチョーク
イメージ画像(AI生成):仕立ての道具のイメージ(実在の商品ではありません)

Marie Claire UK は、最初のルックを、胸に白い文字で「Givenchy Paris 1952」と入った、フィッシュネットのボディスーツと伝える。同誌は、コレクションを、ほぼモノトーンで、パステルのイエローとピンクが差し、女性らしい仕立てに、ふくらんだ袖と、絞ったウエストが加わったと伝える。バートンは、ショーの最後に、スタンディングオベーションを受けた。

2026年3月、秋冬

公式サイトは、2026年秋冬を、バートンの3度目のランウェイショーと位置づける。テーマは、現代女性の力強さで、バートンは、「私たちが生きる世界で、いかにして自己を取り戻すか」と語る。絵画的なテーマと彫刻的なフォルムに、北欧の巨匠たちの作品を思わせる面があり、重厚なデュシェスサテンのケープや、スティーブン・ジョーンズのヘッドドレスが、紹介されている。ジョーンズは、ヘッドドレスについて、「単なる T シャツで、一捻りの工夫に過ぎない」と説明している。

窓辺の木の椅子にかけた、深い紺色のサテンの布
イメージ画像(AI生成):サテンの布のイメージ(実在の商品ではありません)

Dazed によれば、2026年秋冬は、2026年3月6日に、パリで発表された。硬く、立てた襟(逆向きのものもある)、スティーブン・ジョーンズの帽子が、目を引いた。帽子は、刺繍の入ったルネサンス風の絵に見えるが、実際は、T シャツだった。色は、青、赤、黄が中心で、やわらかなピンクやボトルグリーンへと続いた。スタイリングには、水仙色のゴム手袋も、加わった。同誌は、バートンが、着心地を重視していることを、評価している。

2026年10月、春夏

ウィメンズ

公式サイトで、バートンは、2027年春夏について、バランスと明快さを求め、端正さとシンプルな美しさをもたらすワードローブを目指したと語っている。

Another によれば、バートンは、バックステージで、「複数の視点」と語り、GIVENCHY の女性を、一つの型でなく、何人も思い描いていると述べた。全体を、シャツ、スーツ、ドレスに絞ったという。小物には、アーカイブの、鏡付きのコンパクトを、ベルトのバックルに使ったジーンズが出た。同誌は、1952年のユベールのフリルのブラウスと、バートンのシャツを、対比している。

メンズ

Flaunt によれば、バートンは、2027年春夏で、メンズの最初のコレクションを発表した。パリの Avenue George V の、メゾンの建物で、マネキンを使った展示の形だった。鋭い仕立てのスーツやイブニングコート、柔らかなボンバージャケットなどが並んだ。

見方

最初のルックの「1952」から、シャツとブラウスの対比まで、バートンの GIVENCHY は、原点を、繰り返し参照している。ウィメンズに加え、メンズも手掛けたことで、メゾン全体を、一つの視点で束ねる段階に入った。

要点

POINTS
  • 最初のコレクション(2025年秋冬、2025年3月)の最初のルックには、「Givenchy Paris 1952」の文字が入っていた。バートンは、アトリエが、メゾンの心と魂だと語った(Marie Claire UK)。
  • 2026年3月6日の2026年秋冬は、立てた襟と、スティーブン・ジョーンズの帽子が、目を引いた(Dazed)。
  • 2026年10月の2027年春夏では、シャツ、スーツ、ドレスに絞った。メンズも、初めて手掛けた(Another、Flaunt)。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:GIVENCHY 公式「サラ・バートンがクリエイティブ・ディレクターに就任」「2025年秋冬ウィメンズコレクション」「2026年秋冬ウィメンズコレクション ショー」「2027年春夏ウィメンズコレクション ショー」 https://www.givenchy.com/jp/ja/cm/explore/news/sarah-burton-appointment Marie Claire UK「Givenchy Autumn/Winter 2025: Sarah Burton's debut」 https://marieclaire.co.uk/fashion/givenchy-autumn-winter-2025 Fashion Dive「Givenchy names Sarah Burton creative director」(2024年9月9日) https://www.fashiondive.com/news/sarah-burton-appointed-creative-director-givenchy/726447/ Dazed「Givenchy AW26」(2026年3月7日) https://www.dazeddigital.com/fashion/article/69848/1/givenchy-aw26-fw26-paris-fashion-week-pfw-sarah-burton Another「Givenchy Spring/Summer 2027 review」(2026年10月5日) https://www.anothermag.com/fashion-beauty/17542/givenchy-spring-summer-2027-ss27-review-sarah-burton Flaunt「Givenchy Spring/Summer 2027 menswear」 https://www.flaunt.com/post/givenchy-spring-summer-2027-menswear (確認日:2026年10月24日。メゾンの公式サイト(日本語版)で、就任、2025年秋冬、2026年秋冬、2027年春夏を確認した。2026年春夏(2025年10月)は、本文では、詳しく扱っていない)

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