Kaptain Sunshine(2019年)
古い服の作り手と、最新の素材
Gear Patrol によれば、2019年12月に、Goldwin は、ヘリテージのブランド Kaptain Sunshine と、雪の日のカプセルコレクション「Snow Dwellers」を作った。
Kaptain Sunshine は、2013年に始まり、日本のアウトドア雑誌 Huge の創刊編集者の Shinsuke Kojima が率いて、ヴィンテージのアメリカンスタイルと、ミリタリーに着想を得た物を作っている。
コレクションは、パーカ、スノーパンツ、中綿の入ったプルオーバー2点の、4点。防風、防水のゴアテックスの生地と、テープで留めた縫い目、防水のファスナーを使っている。最初に出たのは、Goldwin の、アメリカで最初の実店舗の、サンフランシスコの店で、2019年12月13日から、公式サイトでも買えた。

Spiber(2015年から)
微生物が作る、タンパク質の糸
nss magazine によれば、Goldwin は、2015年から、バイオ素材の開発企業 Spiber と協力し、ファッション産業の環境への負荷を減らす、バイオ素材の研究を進めた。発酵のプロセスで作る、生体高分子の繊維「Brewed Protein」は、2019年に、最初のパーカ、2020年に、最初のニットの服になった。
FASHIONSNAP によれば、2020年11月10日に、第3弾の「The Sweater」が、特設サイトでの抽選で発売された。黒いセーターで、素材は、毛70%、Brewed Protein 30%。
それまでに、Tシャツの「Planetary Equilibrium Tee」と、アウトドアジャケットの「MOON PARKA」が、数量限定で売られ、どちらも、予定の数を大きく上回る注文があった、という。
Goldwin 0(2022年から)
実験の場
2022年に始まった Goldwin 0 は、男女の機能的な服を、カテゴリーやブランドの枠を越えて作る、実験的で技術的なプラットフォームで、自然、科学、技術に根ざした品質を、探し続ける取り組みである。

公式のオンラインストアでは、Goldwin 0 のコレクションとして、フリースのフーディー、立体的なダウンパーカ、膨らませるベストなどが並ぶ。Hypebeast は、Goldwin 0 を、「Goldwin の下の、実験的なプラットフォーム」と書いている。
2026年秋冬、「空気」
Hypebeast(中国語からの自動翻訳)によれば、Goldwin 0 は、2026年秋冬のコレクションを、上海の TANK Shanghai で発表した。「空気」を、発想の中心に置き、素材、構造、性能の3つの面から、アウトドアウェアを見直したという。
冷たい霧の中に吊るした、膨らませるベストは、Auxetic(オーセティック)の構造と、空気の量の調整で、温度を調節する。球の上に掛けた、アウトドア用のケープブランケットは、チタンのスパッタリングで、柔らかさを保ちながら、保温の効率を高めている。
その他、折り紙のようなプリーツで、ダウンを立体的な室に集めた、3D Box Baffle のダウンジャケット、GORE-TEX LABS の WINDSTOPPER を使ったジャケット、超高密度の綿の、ヘリコイド・パンツなどが並んだ。ヘリコイド・パンツは、縫い目が、ゆっくりほどける螺旋になる。
今のヨーロッパ
Goldwin Europe のオンラインストアには、2026年10月24日から、オンラインストアを一時停止し、ミュンヘンの店を、10月31日に閉めるという告知がある。「6年間の支援に、感謝する」とも書かれている。HHV Journal によれば、ミュンヘンの店は、2020年10月に、ヨーロッパの旗艦店として開いた。
見方
Kaptain Sunshine は、古い服の作り方と、最新の素材を、並べた。Spiber は、素材そのものを、作り直した。Goldwin 0 は、その実験に、名前と場所を与えた。三つの取り組みは、どれも、スキーウェアの技術を、別の形で試している。


