公式サイトの言葉
公式サイトの Info は、OUR LEGACY を、独自に開発した生地を、定番の形に使うことで知られるブランドと書いている。季節ごとの主題を、細部へのこだわりと、素材の再利用で探り、「よく知った形」と「不規則さ」の接点にある、と説明する。形を作り替えても、見覚えのあるシルエットを、繰り返し現れる小分類の中で、保つという。

ハイブリッドな服
ハリンの説明
nss magazine のインタビューで、ハリンは、ロゴや、強い印のない、着て気持ちのよい服を作ると話している。分かる人には、分かる服で、鍵になるのは、完璧な形、独自に開発した生地、意外な組み合わせだ、という。こうしてできる服を、自分たちの形の、ハイブリッドな服と呼ぶ。
異なる素材の掛け合わせ
ハリンは、軽いスーツ用のウールを、ウィンドブレーカーやトラックパンツに使い、技術的なナイロンを、シャツやスーツに使うような、素材の掛け合わせを、「クロス・ポリネーション(異種交配)」と呼んでいる。この考え方は、ブランドが、既に成熟していた、2013年と2014年頃に、始まったという。出発点は、たいてい、生地からだと、クリエイティブ・ディレクターのナイングは言う、とも話している。
手法であり、様式ではない
ハリンは、OUR LEGACY のやり方は、美学ではなく、手法だと語っている。同じ型を繰り返すのではなく、生地と、組み合わせで、新しい服を作る、という意味に読める。
WORK SHOP
制約の中で作る場
nss magazine によれば、WORK SHOP は、創作のスタジオ、アトリエ、店を兼ねたプロジェクトで、ハリンが率いる。新旧のコレクションと、サンプル、参考の古着、再利用の服、デザインの物、本、音楽、映画を並べる。
ハリンは、デッドストックの生地と、既にある物の再利用だけを使う、という制限が、「箱の内側」で考えさせ、創造的で、効率的にしてくれると話している。例には、ナチュラルワインで染め直した、デッドストックのシルクシャツ(ガブリオ・ビーニとの仕事)と、1990年代のカリフォルニアの余り布で作った、Stüssy との服が挙がる。
染め直し
公式サイトによれば、WORK SHOP は、Dickies の定番を、新しい色で染め直す企画で、「オーバーダイ」の技術を使い、日に焼けて、着込んだような表情を出している。「NATURA」は、植物と鉱物だけから取った色素で染め直す企画で、色は落ち着き、手触りは柔らかくなる、と書かれている。

スポーツ
公式サイトは、「WORK SHOP SPORT」を、日常で体を動かす人のための服で、技術的な性能と、OUR LEGACY らしい美学を合わせたものと説明している。運動から休息までを、すんなり繋ぐ服で、季節ごとの展開になり、ブランドの運動的な核を表す、という。
定番の服にも
定番のジーンズ「Third Cut」の公式の説明には、独特の処理で、一着ずつ色合いが違い、色が、薄い色の服に移ることがある、とある。着る人が形づくり、時間とともに、自然に傷むことで、デザインが完成する、とも書かれている。生地の考え方は、定番にも、通っている。定番の服は、別の記事で読める。
見方
OUR LEGACY の服は、一見、普通でも、生地と、組み合わせに、理由がある。選ぶときは、形だけでなく、生地の説明も読むと、違いが分かりやすい。ブランドの歴史は、別の記事で読める。


