始まり
小さなメリヤス工場
Goldwin の歴史は、1950年に、富山県小矢部市の、小さなメリヤス(編み物)の工場「津沢メリヤス製造所」から始まった。有価証券報告書の沿革では、株式会社津沢メリヤス製造所の設立は、1951年12月で、Monocle や HHV Journal も、1951年に創業したと書く。
事業の始まりを1950年、会社の設立を1951年と捉えるのが、分かりやすい。創業者は、西田東作である(HHV Journal)。
スポーツウェアへ、そしてブランドへ
1952年7月に、野球のストッキングを中心とする、スポーツウェアの全面生産に転換した。純粋なスポーツ用品のメーカーになり、1958年から、オリジナルのブランド「GOLDWIN」の生産を始めた。1963年6月に、社名を、ブランドに合わせて、ゴールドウインに改めた。

スキーの時代
編み物の技術で、スキーセーターを
1960年代の日本は、スキーウェアが発展の途中にあり、Goldwin は、編み物の技術を応用して、機能性と洗練されたデザインを備えた、スキーセーターを作った。このセーターは、ゲレンデの象徴的な装いになり、新しいファッションとして注目された。1964年からは、海外のメーカーとの技術協力で、体の線に沿うドレーピングの技法を取り入れ、スキーセーターは、海外でも人気になった。

1964年の東京オリンピックについて、HHV Journal のインタビューで、Goldwin の社員は、日本の金メダリスト16人のうち、12人が、Goldwin を着ていたと語っている。この数字は、会社の側の説明である。1987年からは、スウェーデンの代表チームの、オフィシャル・サプライヤーを務めている。
街へ
2016年、ライフスタイルのライン
Goldwin は、2016年秋冬に、ライフスタイルのコレクションを始めた。WWDJAPAN は、「マーカ」の石川俊介を迎えて、スキーウェアから派生した、新しいラインを始めると伝えている。2018年には、ロゴを刷新し、スキーを、ブランドの核に置き続けるとした。2019年には、アウトドアと、アスレチックのコレクション、圧縮ウェアの C3fit も加わった。
2022年、Goldwin 0
2022年に、Goldwin 0 が始まった。男女の機能的な服を、カテゴリーやブランドの枠を越えて作る、実験的で技術的なプラットフォームで、一回限りのカプセルや協業ではなく、自然、科学、技術に根ざした、最高の品質と、時代を越える魅力を探し続ける取り組みである。
今、読むなら
歴史は、ここまで。人物、スキーウェアから街の服への転換、グループとしての Goldwin、協業と新素材は、別の記事で読める。


