深い茶とコニャック色の上質な革の板を広げた机と、染料の瓶、布
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アレッサンドロ、アンディ、パティーヌ──Berluti を見分ける印

一枚革の紐靴「アレッサンドロ」、ウォーホルのための「アンディ」、色を重ねるパティーヌ、ヴェネツィア・レザー、そして、頭から足先までを仕立てる「Démesure」。Berluti の印を、公式の資料で整理する。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.11.01 イメージ画像(AI生成):上質な革のイメージ(実在の商品ではありません)
靴の名前に、人の名が、付いている。
それが、この家の、いちばんの印である。

アレッサンドロ

LVMH の公式ページによれば、アレッサンドロ・ベルルッティは、1895年に、縫い目の見えない、一枚の革の紐靴を設計した。今は、多様な形と、パティーヌで、売られている。Comité Colbert は、この一枚革の靴を、男性の靴を作り始めるきっかけと書く。

アンディ

Comité Colbert によれば、1962年に、アンディ・ウォーホルのために、オルガ・ベルルッティが、ローファーを作った。LVMH の公式ページは、「アンディ」ローファーを、「アレッサンドロ」と並ぶ、メゾンを象徴する靴と呼ぶ。

パティーヌ

Comité Colbert は、1980年代に、オルガが、決まりの色を破るパティーヌを生んだと書く。LVMH の公式ページは、パティーヌを、メゾンの技の一つに挙げ、アレッサンドロの靴に、無数の色合いを与えられると説明する。

赤みのある茶色に、墨色とコニャック色が重なって移る革の表面の接写と、染料用の小さなブラシ
イメージ画像(AI生成):革の色の重なりのイメージ(実在の商品ではありません)

ヴェネツィア・レザー

LVMH の公式ページは、オーダーの靴に使う、象徴的な革として、Venezia を挙げる。RM Sotheby’s は、柔らかく、しなやかな革で、新しい色を載せやすくしたと書く。

オーダーと、Démesure

LVMH の公式ページによれば、オーダーの靴は、1足に、50時間以上かかる。Designscene は、頭から足先までを、客に合わせて整える、オーダーの考えを、「Démesure」と呼ぶと書く。工房は、パリの Rue Marbeuf と Rue de Sèvres にある。

ビスポークの仕立て

ベルルッティの公式サイト(日本語版)によれば、ビスポークの靴は、持ち主のために、最初から最後まで考え抜かれ、全てフランス国内のアトリエで、手作業で仕立てられる。ビスポークのテーラリングは「グランムジュール」と呼ばれ、パリの最新のアトリエで、手作業で仕立てられる。パーソナライズでは、大胆なパティーヌから、ビンテージアイテムの復刻版まで、素材と色を選べる。

見方

Berluti の印は、ロゴではなく、革の表面に、あらわれる。同じ型の靴でも、色の重ね方で、一足ごとに違う。

要点

POINTS
  • 「アレッサンドロ」は、1895年の一枚革の紐靴を元にした、メゾンの象徴の靴。「アンディ」ローファーは、1962年のウォーホルの注文に由来する(LVMH、Comité Colbert)。
  • パティーヌは、1980年代に、オルガ・ベルルッティが生み出した、色を重ねる技法。革は、ヴェネツィア・レザー(Venezia)が象徴とされる(Comité Colbert、LVMH)。
  • オーダーの靴は、1足に、50時間以上かかる。頭から足先までを仕立てる仕組みは「Démesure」と呼ばれる(LVMH、Designscene)。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:LVMH「Berluti」 https://www.lvmh.com/en/our-maisons/fashion-leather-good/berluti Comité Colbert「Berluti」 https://www.comitecolbert.com/en/members/berluti/ RM Sotheby's「When Andy Warhol met Berluti」 https://www.sothebys.com/en/articles/when-andy-warhol-met-berluti Designscene「Honoring 130 years of Berluti's bespoke excellence」(2025年1月) https://www.designscene.net/2025/01/honoring-130-years-of-berlutis-bespoke-excellence.html ベルルッティ公式サイト(日本語版)「ベルルッティのビスポーク」 https://www.berluti.com/ja-jp/sur-mesure.html (確認日:2026年10月27日。公式サイトの日本語版は読めた(英語版の商品の説明は読めなかった)。LVMH の公式ページと、Comité Colbert の説明を元にした。1895年の靴の型は、LVMH が「一枚革の紐靴」、Comité Colbert が「一枚革のオックスフォード」と書く)

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