濃い藍色の生デニムの生地と、赤い糸のステッチ
THE DENIM

100本のジーンズから、「青い芸術」へ──Acne Studios のデニム

赤いステッチの生デニムが、ブランドの出発点になった。2017年の「Blå Konst」まで、デニムの歩みをたどる。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.10.17 | 更新 2026.10.23 | 読了 2分 イメージ画像(AI生成):生デニムのイメージ(特定の商品ではありません)
ブランドを世に出したのは、一本のジーンズ。
そして、その成功が、少し重荷にもなった。

最初のジーンズ

赤いステッチ

1997年、創業者のジョニー・ヨハンソンが、赤いステッチの生デニムのジーンズを100本作り、友人や家族に配った、と伝えられている。生デニムは、洗い加工をしていない、染めたままのデニムのことである。

デニムの生地、チャコ、はさみ、ミシンが置かれた作業台
イメージ画像(AI生成):縫製の作業台のイメージ

「現代の服の代表」

なぜジーンズだったのか。ヨハンソンは、Numéro のインタビューで、ジーンズは「現代の服の代表」だから、自然な選択だったと話している。

成功の重さ

ただし、ヨハンソンは、デニムのブランドになるつもりはなかった、と語っている。ジーンズがすぐに成功したことは、「毒入りの杯」のようなもので、創作の野心がもっと広いことを、伝えにくくなった。

2017 Blå Konst

2017年4月6日、ブランドは、デニムを「Acne Studios Blå Konst」として、新しくした。Blå Konst は、スウェーデン語で「青い芸術」という意味である。メンズとウィメンズのジーンズに加え、既製服と小物も、同じ名前で始まった。東京の渋谷には、このコレクションの全体を見せる店が開かれた。

濃い藍から薄い青まで、色の違うジーンズが畳まれて重なる棚
イメージ画像(AI生成):様々な洗いのジーンズのイメージ

デニムを選ぶ

デニムは、ブランドの原点だが、ヨハンソンが言うように、全てではない。デニムから入って、ニットやコートへ広げていくと、このブランドの、一捻りの感覚を、味わいやすいと思う。

  • 試着で選ぶ:デニムは、形の細かな違いが、履き心地を大きく変える
  • 洗い方を確かめる:生デニムは、色落ちや手入れの方法が、商品ごとに違う
  • 他の服に混ぜる:ヨハンソンの考えに合わせて、手持ちの服と合わせて選ぶ

要点

POINTS
  • 1997年に、赤いステッチの生デニムのジーンズを100本作り、友人や家族に配ったと伝えられている。
  • ヨハンソンは、デニムのブランドになるつもりはなく、ジーンズの成功を「毒入りの杯」と語っている。
  • 2017年に、デニムを「Acne Studios Blå Konst(青い芸術)」として新しくした。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:Numéro「A Meeting with the founder of Acne Studios, Jonny Johansson」 https://numero.com/en/non-classifiee-2/a-meeting-with-the-founder-of-acne-studios-jonny-johansson/ Wikipedia(英語版)「Acne Studios」 https://en.wikipedia.org/wiki/Acne_Studios (確認日:2026年10月13日)

CONTINUE READING