古いスタジアムの手すりに結ばれた、砂色と紺のマフラー
CULTURE

カジュアルズからコミュニティへ──C.P. Company を着る人たちの文化

1970年代後半のイギリスのサッカー場で生まれた「カジュアル」から、世界各地のコミュニティまで。C.P. Company が、人の集まりと結び付いてきた経緯と、公式サイトが書く責任の取り組みを読む。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.10.23 | 読了 3分 イメージ画像(AI生成):サッカー場のイメージ(実在の商品ではありません)
服が、仲間の目印になる。
文化との関わりが、ブランドの歴史の一部になった。

カジュアル

サッカー場のスタンドから

公式サイトによれば、C.P. Company を身に着けることは、様々なコミュニティで、アイデンティティの真の表現になっている。1970年代後半、イギリスのサッカー場のスタンドで、「カジュアル」と呼ばれるサブカルチャーが台頭した。

ヨーロッパ旅行で見つけたイタリアのブランドを取り入れる、スタイルとして知られる。C.P. Company のアイコン的なアイテムである「Goggle Jacket」などは、このムーブメントの象徴になった。

色あせた壁のフックに掛かった、紺とオリーブの縞のマフラー
イメージ画像(AI生成):街の壁のイメージ(実在の商品ではありません)

広がり

1990年代後半から2000年代の初めにかけて、C.P. Company のジャケットは、「カジュアル」の象徴としての地位を確立し、影響はイギリスの外へ広がった。

公式サイトは、マルセイユなどの都市にも影響が及び、エンリコ・ラッスが2022年に発表した「Marseille, Safe and Sound」にも記録されている、と書いている。現在は、北イングランドから東南アジアまで、世界中のコミュニティを繋ぐ、アイデンティティと帰属意識の象徴になっている、という。

Arcipelago

公式サイトの Arcipelago は、2022年に始まった編集プロジェクトで、文化、物語、風景、都市の状況など、社会の背景にある物を分かち合いながら、ブランドの現在の精神を伝える。ブランドの最初の雑誌は、1985年にさかのぼり、季刊誌として、イタリア語、英語、日本語で発行された、と書かれている。

路地のテラスに、椅子、コーヒー、オリーブ色の帽子が置かれている
イメージ画像(AI生成):街の暮らしのイメージ(実在の商品ではありません)

責任の取り組み

公式サイトの「C.P. COMPANY RESPONSIBILITY PROGRAM」は、環境を尊重しながら、地域社会に貢献する、という方針を掲げている。ブランドは、人、地域社会、環境を尊重し、2028年までに B Corp 認証を取得することを目標にしている。戦略は、「認識」「責任」「行動」の3つの原則に基づく。

  • 認識:企業全体のカーボンフットプリントと、製品のライフサイクルアセスメントを算定した。
  • 責任:Nativa の支援を受けて、再生の戦略をまとめた。
  • 行動:スポーツを手段に、貧困に悩む都市地域を再生するコミュニティの活動、サプライチェーンの第三者監査、衣類の寿命を延ばす修理サービスに取り組んでいる。

見方

C.P. Company の服は、デザインの面白さに加えて、人の集まりとともに育ってきた歴史を持つ。選ぶときは、定番のジャケットと製品染めの記事も合わせて読むと、背景が分かりやすい。

要点

POINTS
  • 公式サイトは、1970年代後半に、イギリスのサッカー場のスタンドで、「カジュアル」と呼ばれるサブカルチャーが台頭したと書いている。
  • 現在の C.P. Company は、北イングランドから東南アジアまで、世界中のコミュニティを繋ぐ象徴になっていると、公式サイトは説明している。
  • ブランドは、2028年までに B Corp 認証の取得を目標にしている。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:C.P. Company 公式サイト(日本語版)「SUBCULTURAL INFLUENCE」 https://www.cpcompany.com/ C.P. Company 公式サイト(日本語版)「C.P. COMPANY RESPONSIBILITY PROGRAM」 https://www.cpcompany.com/ C.P. Company 公式サイト「Arcipelago」(スクリーンショットで確認) https://www.cpcompany.com/ (公式サイトの確認日:2026年10月20日)

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