2009 パリで、始まる
亡き母に捧げるブランド
JACQUEMUS は、2009年に、シモン・ポルト・ジャックムスが、フランスのパリで創業したブランドである。公式サイトの About は、ブランドが、デザイナーの亡き母の記憶に捧げられていて、文化への情熱から着想を得ていると説明している。名前は、母の旧姓である(LVMH プライズの紹介による)。
フランスの暮らしを読む
メンズとウィメンズの、既製服とアクセサリーのコレクションは、フランスの暮らしと、美しさの普遍的な仕草を参照する。写真、装飾美術、映画、絵画、彫刻と、影響は広い、と公式サイトは書いている。
2012〜2015 パリから、世界へ
LVMH プライズの紹介によれば、シモンは、独学のデザイナーで、2012年に、パリ・ファッションウィークで初めて発表した。2014年に、LVMH プライズのファイナリストになり、2015年に特別賞を受けた。L’Officiel(2024年)によれば、最初のコレクションは、ミニマリズムが、考え抜いた概念というより、必要だった。
生地は、マルシェ・サン・ピエールで見つけた端切れで、カーテンの工房で縫い、ボタンもポケットも付けなかった。第3のコレクション「L’usine」を東京で見せたことが、転機になり、コム デ ギャルソンの川久保玲と、エイドリアン・ジョフに注目された、とも書いている。Wikipedia には、2017年に靴、2019年にメンズを始めたことなどが書かれている。この部分は、Wikipedia の記述である。

ショーという舞台
公式サイトによれば、JACQUEMUS は、パリのプール、ピカソ美術館、プロヴァンスのラベンダー畑、パリ郊外の麦畑、カマルグの塩田、ハワイの浜辺など、意外な場所で、ショーを開いてきた。近年は、ヴェルサイユ宮殿の運河、マーグ財団、カーサ・マラパルテ、オーギュスト・ペレのパリのアパルトマンなども使っている。詳しくは、別の記事で読める。
最初の店と、今
2022 モンテーニュ大通り
公式サイトの About は、JACQUEMUS が、パリ8区に拠点を置く、独立したファッションハウスで、従業員は300人を超えると説明している。世界で、新しい形の店の体験を試した後、2022年に、パリのモンテーニュ大通り58番地に、最初の常設店を開いた。その後、ドバイ、ソウル、ニューヨーク(ソーホー)、ロサンゼルス(ウェスト・ハリウッド)、ロンドン(ニュー・ボンド・ストリート)にも店が開いた。

2026 おばあさんが、アンバサダーに
2026年1月24日に、JACQUEMUS は、シモンの祖母、リリーヌ・ジャックムスを、初めてのブランドアンバサダーに起用した。1946年に生まれ、南フランスの村アランで、農家の家庭に育ったと、公式サイトは紹介している。2026年5月のメットガラには、シモンが、祖母と一緒に、白いオーダーメイドの装いで出席した、と Vogue は伝えている。
2025年2月7日に、ロレアル・グループが、JACQUEMUS との、長期で独占的なビューティの提携を発表した。少数株への投資が、独立した発展を支える。発表は、JACQUEMUS が、ロレアル・リュクスと、ビューティの章を書いていくと述べている。シモンは、「15年前から、香水とビューティを、ブランドの構想に入れていた」と話している。金額は、発表に書かれていない。
手に取るなら
入り口は、ブランドの記号になった、バッグから読むのが分かりやすい。ショーのこと、人物のこと、バッグのこと、協業のことは、別の記事で読める。


