コンクリートの床に、黒い箱型のバッグ、ハイキングブーツ、ジャケットが置かれたスタジオ
SINCE 2017

HELIOT EMIL、コペンハーゲンの兄弟が、ミラノで始めたブランドの歩み

デンマークのコペンハーゲンで、ユール兄弟が始めた HELIOT EMIL。2017年春夏に、ミラノで最初のコレクションを見せたブランドは、黒を基調に、素材も金具も自分たちで開発する、「工業的なエレガンス」で知られる。公式サイトの資料から歩みをたどる。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.10.21 | 更新 2026.10.23 | 読了 3分 イメージ画像(AI生成):ブランドの定番のイメージ(実在の商品ではありません)
兄はデザインを、弟は事業を。
コペンハーゲンの兄弟が、ミラノで始めた。

コペンハーゲンの兄弟

デザインと、事業

HELIOT EMIL は、デンマークのコペンハーゲンの、ジュリアス・ユール(Julius Juul)と、ヴィクター・ユール(Victor Juul)の兄弟が、始めたブランドである。

公式サイトの About は、HELIOT EMIL を、コペンハーゲンの、ジュリアス・ユールとヴィクター・ユールの兄弟が示す、レディトゥウェアのコレクションと紹介している。公式のショーのページの制作陣には、「Creative Director:Julius Juul」「Business Director:Victor Juul」と並ぶ。

ミラノで

公式サイトによれば、最初のコレクションは、2017年春夏のシーズンに、ミラノで発表された。ブランドの創業の年は、公式の資料に書かれていない。Footshop は、2017年に始まったと書き、ブランド名は、兄弟の曽祖父の名前に敬意を表したものだとも書いている。

鉄の窓枠とコンクリートの床の、黒い生地と型紙が並ぶスタジオ
イメージ画像(AI生成):拠点のスタジオのイメージ(実在の商品ではありません)

考え方

公式の About は、HELIOT EMIL を、形と機能の間の線を、実験的な方法で探るブランドと説明している。スカンジナビアらしい、黒を基調にした、既成の枠を覆すような美意識と、自分たちで開発した素材、生地、付属品を合わせ、あらゆる細部に、強い注意を向ける。

金具は、形と機能を考えて、一から作られ、パートナーは、各分野で、最高のところだけと組む、と公式サイトは書いている。詳しくは、別の記事で読める。

ショーの歩み

  • 2019年秋冬:「311 FPS」。上海でインスタレーションを開いた
  • 2021年春夏:「Compos Mentis」。感情と向き合うことを、プリント、生地、仕立てで表した
  • 2023年秋冬:ショー。彫刻家ヘンリー・ムーアに着想を得た。ショーの費用は、全て、ブランド自身が出した
  • 2025年春夏:「CULTURAL CONSTRUCT ARTIFICIAL LANDSCAPE」。オラファー・エリアソンの作品「Riverbed」と、アイスランドの風景から着想を得た
  • 2026年春夏:「EQUINE」。馬の優雅さ、骨格、文化的な意味を主題にした
  • 2026年秋冬:「CYMATICS」。音が、目に見える形をつくる現象を、主題にした

拠点と、今

Forbes(2025年)によれば、ブランドの拠点は、コペンハーゲンの、元の自動車の修理工場で、今はギャラリーだった場所にある。兄弟が、2017年に、最初のルックブックを撮影するために、この場所を見つけ、その4年後に、使うことになった。公式サイトは、ブランドの将来を、物理的な空間と、体験を通して、形と機能の探求を、妥協せずに進めること、と書いている。

淡いグレーの壁と黒いランウェイ、奥に金属のオブジェが立つ会場
イメージ画像(AI生成):ショー会場のイメージ(実在の商品ではありません)

Footshop は、兄弟が、わずか3,000ユーロで始めたこと、2019年に、ジュリアスがニューヨークからコペンハーゲンへ戻り、最初の事務所を借りたことを書いている。この部分は、小売店の記事の記述で、公式の資料では、確認できていない。

手に取るなら

入り口は、ブランドの定番になった、ハイキングブーツと、カラビナの付いたバッグが分かりやすい。人物、考え方、定番のアイテム、協業のことは、別の記事で読める。

要点

POINTS
  • ジュリアス・ユールとヴィクター・ユールの兄弟が、コペンハーゲンで始めた。最初のコレクションは、2017年春夏に、ミラノで発表された。
  • 公式サイトは、スカンジナビアらしい、黒を基調にした、既成の枠を覆すような美意識と、自分たちで開発した素材、生地、金具を、特徴に挙げている。
  • 公式の資料には、毎シーズンの主題があり、2026年秋冬の「CYMATICS」まで、音、彫刻、風景、数学、馬など、服の外の主題を扱っている。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:HELIOT EMIL 公式サイト「About」 https://heliotemil.com/pages/about HELIOT EMIL 公式サイト「Universe」 https://heliotemil.com/blogs/universe HELIOT EMIL 公式サイト「AW26 CYMATICS RUNWAY SHOW」 https://heliotemil.com/blogs/universe/aw26-cymatics-runway-show HELIOT EMIL 公式サイト「AW23 SHOW」 https://heliotemil.com/blogs/universe/aw23-show HELIOT EMIL 公式サイト「SS21 SHOW」 https://heliotemil.com/blogs/universe/ss21-show Forbes「Heliot Emil Refines Fashion Through Innovation And Industrial Elegance」(2025年7月21日) https://www.forbes.com/sites/cassellferere/2025/07/21/heliot-emil-refines-fashion-through-innovation-and-industrial-elegance/ Footshop「Heliot Emil: A burning passion for innovation」 https://www.footshop.eu/blog/heliot-emil-a-burning-passion-for-innovation/ (公式サイトの確認日:2026年10月20日)

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