2016年、街の服へ
スキーの服の、派生として
Goldwin は、2016年秋冬に、ライフスタイルのコレクションを始めた。コンセプトは、「街の暮らしと、自然への週末の小旅行」。スキーから生まれたブランドの個性を、できるだけ単純な形で、製品に埋め込むという。WWDJAPAN によれば、ゴアテックスのマウンテンパーカ、ダウンコートなどのアウターを中心に、スキーニット、ウインドブレーカー、シャツ、ゴアテックスのジーンズが並んだ。
ロゴと、服の在り方
3本の曲線
2018年に、ブランドのロゴを刷新した。3つの要素から成る記号は、躍動、エネルギー、スキーの軌跡、スピード感、山と自然の稜線を表す。Highsnobiety の広告記事では、ブランドディレクターの Gen Arai が、ロゴは、ブランドの価値を長く育てる、大切な要素だと語り、ロゴを目立たせず、服を控えめにしたい、とも述べている。

代表的な服
同じ記事は、2018-19年秋冬のライフスタイルの、重要な服として、「HOODED SPUR GORE-TEX DOWN COAT」を挙げている。二層のゴアテックスと、ダウンを使ったフード付きのコートで、ゲレンデの曲線を、ポケットの縫い目に写している。色は、黒、茶、モスグリーン、ネイビーなど、落ち着いた土の色が中心だという。

富山で作る
Goldwin Tech Lab
Highsnobiety の広告記事によれば、2017年に、故郷の小矢部市に、研究開発の拠点 Goldwin Tech Lab を作り、同じ施設に、量産のラインがある。
Arai は、「日本で作るだけでなく、ブランドに備わる品質が、優先事項だ」と語っている。Monocle は、この年に、5億円を投じて、富山に、工場を併設した研究開発の拠点を作ったと書く。製品の多くは、ベトナムで作られている、とも伝えている。
旗艦店と、海外
Monocle の年表によれば、2018年に、オリジナルのブランド Goldwin の、最初の旗艦店が、東京にできた。2019年には、サンフランシスコ、2021年には、北京に、店を開いている。HHV Journal によれば、2020年10月には、ミュンヘンに、ヨーロッパの旗艦店ができた。
見方
Goldwin のライフスタイルラインは、スキーウェアの機能を、街の服の形に、そっと置き換えている。目立つ印を避け、素材、縫い目、曲線に、ブランドの記憶を残す。服を、道具のように、長く使ってほしい、という考え方は、Highsnobiety の広告記事でも、繰り返し語られている。


