1945〜1978 ウィンドウの時代
ホセ・ペレス・デ・ロサス
公式の沿革は、1945年から1978年まで、ホセ・ペレス・デ・ロサスを、LOEWE の初代クリエイティブ・ディレクターと紹介している。店の華やかなウィンドウなど、ブランドのビジュアルの顔が育つうえで、極めて重要な役割を果たしたという。
水彩から、実物へ
彼のデザインは、まず水彩で描かれた。そのあと、彫刻家、舞台美術のデザイナー、吹きガラスの職人、金属細工の職人との共同作業で、実物になった。毎シーズン、心待ちにされ、芸術作品として、スペインの人々の記憶に残っている、と公式サイトは書いている。

2014〜 ジョナサン・アンダーソンの時代
2014 就任
2014年に、ジョナサン・アンダーソンが、クリエイティブ・ディレクターに就任した。公式の沿革によれば、同じ年に、デザインスタジオ M/M (Paris) と組んで、新しいアイデンティティを発表した。アンダーソンの最初のコレクションの広告は、写真家のスティーブン・マイゼルが撮った。人物と、就任の経緯は、別の記事で読める。
2015 パズルバッグ
2015年に、パズルバッグが登場し、すぐに LOEWE のアイコンになった。75枚の革のパーツからなる、立方体のような独特の構造が特徴で、サイズ、色、革、アレンジの種類が、数多く展開された。

クラフトと、協業
公式の沿革の2014年以降には、クラフトを前に出す取り組みも並ぶ。2016年のロエベ財団クラフトプライズ、2017年のウィリアム・モリスのカプセルとパウラズ イビザ、2023年のスタジオジブリのカプセルなどである。詳しくは、別の記事で読める。
2025〜 新しい章
ジャック・マッコローと、ラザロ・ヘルナンデス
2025年に、ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスが、クリエイティブ・ディレクターに就任した。二人は、2025年から LOEWE の全コレクションを統括していて、過去20年間、共に活動してきた、と公式の紹介ページは書いている。
L’Officiel(2025年3月24日)によれば、二人は、2002年に Proenza Schouler を創業して、2025年の初めに退いた。就任は、4月7日だった。公式サイトは、クラフトに対する知的で遊び心のあるアプローチ、スペインのライフスタイルの官能的なエネルギー、LOEWE のレザーの卓越した専門性に基づいた、新しい章と説明している。
On とのコレクションの発表文は、LOEWE を、1846年にスペインで創立された、世界の主要なラグジュアリーハウスの一つと紹介し、二人の感性が、クラフトへの厳しい姿勢を持つブランドの価値観に重なる、と書いている。
つくり手から見る
LOEWE の沿革を、つくり手で区切ると、水彩のウィンドウ、立方体のバッグ、そして新しい二人と、見せ方が時代ごとに変わっている。変わらないのは、革の工房から始まったことだ。この記事で書いたのは、公式の沿革から読める範囲である。2025年の二人については、公式の紹介ページと、L’Officiel の記事から読める範囲を書いた。


