強い午後の日差しの中庭に、くすんだ桃色の高い壁と、長い水盤、石の床
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2026年の Bottega Veneta──創業60周年、トロッターの2年目と、バラガン賞

2026年9月の2027年春夏コレクション、10月の建築賞「バラガン賞」、創業60周年の年に開かれた Renzo Zengiaro との対話、公式サイトが伝える新しい鞄と職人の学校。Bottega Veneta の今を、報道と公式サイトで確かめられた範囲で整理する。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.11.01 イメージ画像(AI生成):建築の中庭のイメージ(実在の場所ではありません)
60年を迎えた「工房」は、
2年目の春夏で、風を通した。

2027年春夏

身体と服の間を、風が通る

FASHIONSNAP(2026年9月28日更新)によれば、Bottega Veneta の2027年サマー・コレクションは、春から夏へ移る季節の開放感が軸だった。Louise Trotter は、身体と服の間を風が通り抜けるような装いを提案した。目を引いたのは、ゆとりのあるテーラリングと、羽のように軽くしなやかなレザー。裾をたくし上げたスカートや長いフリンジが動きを生み、ピンク、イエロー、パープルが、夏への期待を膨らませた。イントレチャートに加え、ラフィア、マクラメ、レザーの花が、手仕事の豊かな表情を作り、ラフな風合いの装飾を、日常的なシャツやパンツと合わせた、と書く。

二年目の広がり

AFP(FashionUnited 掲載、2026年9月28日)は、Trotter が、デビューの1年後に、色のパレットと、鞄の幅を広げたと伝える。2025年9月のデビューは、「イントレチャート」の記事と、「クリエイティブ・ディレクターたち」の記事で読める。

バラガン賞

第1回は、石上純也

WWD JAPAN(2026年10月15日)によれば、Bottega Veneta は、建築の可能性を押し広げる人物をたたえる、新しい年次の国際建築賞「バラガン賞(The Barragán Prize)」を創設した。メキシコ人建築家として唯一プリツカー賞を受けた Luis Barragán に着想を得た賞で、10月9日に、メキシコシティの La Cuadra で、第1回の授賞式と記念のランチイベントを開いた。第1回の受賞者は、日本人建築家の石上純也。Louise Trotter が、メキシコ出身の建築家 Fernando Romero とともに、ランチを共催した、と同じ記事は書く。

複数年の取り組み

WWD JAPAN は、Bottega Veneta と La Cuadra のこの取り組みを、複数年にわたる継続的なものと書き、賞を、国際的な建築界の、恒例のアワードに育てることを目指すと伝える。The Impression も、同じ授賞を伝えている。

夕暮れに暖かい光のともる工房の窓と、作業台のランプ、ベージュとトープの革、緑の革の端切れ、石のアーチ
イメージ画像(AI生成):夕暮れの工房のイメージ(実在の場所ではありません)

創業60周年

Zengiaro との対話

RetailBoss によれば、2026年、創業60周年の年に、共同創業者の Renzo Zengiaro は、Louise Trotter や、社員とともに、ミラノの Palazzo San Fedele で語り合い、イントレチャートの物語から、技、価値、アイデンティティーが、どう変わり続けるかを探った。記事の続きは、会員向けで、ここでは読めていない。

公式サイトの今

新しい鞄と、職人の学校

Bottega Veneta 公式のトップページは、2026年10月30日に確認した時点で、新しいイントレチャートのレザートート「Corso」を紹介し、「Andiamo」などの鞄を載せていた。また、公式の「Accademia Labor et Ingenium」のページは、マスター職人が、新入社員や外部の学生に教える、常設の工房の学校を紹介している。

今、読むなら

歴史は「Bottega Veneta、1966年にヴィチェンツァで始まった、「ヴェネトの工房」の歩み」、人々は「ゼンジアーロ、タッデイ、ラウラ・ブラジオン」、印は「イントレチャート、ロゴのない鞄、「自分のイニシャルだけで十分」」、ディレクターは「ブラジオン、Maier、リー、ブレイジー、トロッター」で読める。

要点

POINTS
  • 2026年9月下旬、Louise Trotter は、ミラノで2027年春夏を見せた。身体にゆとりのあるテーラリング、羽のように軽いレザー、長いフリンジ、ラフィアやマクラメ、レザーの花(FASHIONSNAP)。
  • 2026年10月9日、Bottega Veneta は、新しい建築賞「バラガン賞」の第1回授賞式を、メキシコシティの La Cuadra で開き、建築家の石上純也が、第1回の受賞者になった(WWD JAPAN)。
  • 2026年は、1966年の創業から60周年の年(RetailBoss)。公式サイトは、新しいイントレチャートのレザートート「Corso」を紹介し、職人の学校「Accademia Labor et Ingenium」を案内している(Bottega Veneta 公式)。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:FASHIONSNAP「BOTTEGA VENETA 2027 Summer Collection」(2026年9月28日更新) https://www.fashionsnap.com/collection/bottega-veneta/summer/2027ss/ FashionUnited(AFP)「Milan Fashion Week: Bottega Veneta, Ermanno Scervino and MSGM collection highlights」(2026年9月28日) https://fashionunited.uk/news/fashion/milan-fashion-week-bottega-veneta-ermanno-scervino-and-msgm-collection-highlights/2026092890556 WWD JAPAN「「ボッテガ・ヴェネタ」が建築賞“バラガン賞”を創設 第1回受賞者の建築家・石上純也を祝うランチイベントをメキシコで開催」(2026年10月15日) https://www.wwdjapan.com/articles/2526436 The Impression「Bottega Veneta Honors Barragán Prize Winner Junya Ishigami」 https://theimpression.com/bottega-veneta-honors-barragan-prize-winner-junya-ishigami/ RetailBoss「Bottega Veneta Marks 60 Years With Renzo Zengiaro Reflecting on The Lived in Beauty of Intrecciato」 https://retailboss.co/bottega-veneta-marks-60-years-with-renzo-zengiaro-reflecting-on-the-lived-in-beauty-of-intrecciato/ Bottega Veneta 公式(トップページ、Accademia Labor et Ingenium、Craft in Motion) https://www.bottegaveneta.com/en-us/maison (確認日:2026年10月30日。2027年春夏のショーの日は、報道で、9月26日(土)の夜のミラノ(現地)とするものと、27日とするものがあり、日付は断定せず「9月下旬」とした。FASHIONSNAP の2027年春夏の記事と、AFP の記事は、色の使い方で、表現が少し違う(FASHIONSNAP は、ピンク、イエロー、パープル。AFP は、パレットとバッグの幅が広がったと書く)が、矛盾はしないため、両方を引いた。売上や店舗数などの数字は、Wikipedia のみの記述が多く、書いていない)

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