2006年から2014年
コロボス夫妻
Wikipedia によれば、2006年5月に、米国とニュージーランドのデザイナー夫妻、マイケルとニコル・コロボスが、リンク・セオリーによって、新しい HELMUT LANG のクリエイティブ・ディレクターに据えられた。2007年2月から、バーニーズなどの店が、2007年春夏のコレクションを扱い始めた。デザインのオフィスは、ニューヨークのウェスト・チェルシーに置かれた。コロボス夫妻は、8年を務めたのち、2014年2月に退き、同年秋冬の「Rough Terrain」が最後のコレクションになった。
2017年から2018年
デザイナーを置かない体制
2017年3月に、HELMUT LANG は、デザイナーの代わりに、イギリスのユースカルチャー誌『Dazed & Confused』の編集者、Isabella Burley を「エディター・イン・レジデンス」に迎えて、再出発すると発表した。2018年1月には、Alix Browne が、後任のエディター・イン・レジデンスに就く、と発表された(Wikipedia)。2018年8月には、数年の黒字のあと、組織の再編のため、人員を削減した。
2023年から2024年
ピーター・ドゥの就任
FASHIONSNAP によれば、2023年5月15日付で、ピーター・ドゥが、ファーストリテイリンググループのブランド HELMUT LANG のクリエイティブ・ディレクターに就いた。2014年にニューヨークの州立ファッション工科大学を卒業し、卒業時に LVMH Graduate Prize を受け、CELINE で経験を積んだのち、2018年に自分のブランド「PETER DO」を始めた人である。ニューヨークのファーストリテイリングの HELMUT LANG のデザインスタジオを拠点に、メンズとウィメンズの全てのコレクションを監修した。最初のコレクションは、2024年春夏で、2023年9月のニューヨーク・ファッションウィークで発表された。
WWD JAPAN の2024年3月のインタビューで、ドゥは、デニムなどの普遍的な品の型は、これからも HELMUT LANG の原点に忠実でありたい、それを先端の素材で作れば、長く愛され、着る人とリンクする服になるのでは、と話した。ここ数年のブランドが、迷走したり、少しおとなしかったりした、と、率直な言葉も添えている。

2024年11月の退任
FASHIONSNAP によれば、HELMUT LANG は、2024年11月に、ドゥが月末付けで退くと発表した。2025年プレフォールが、最後のコレクションになった。リンク・セオリー・ジャパンの柳井一海は、ブランドに新鮮な視点をもたらし、新しい世代のためにブランドを活性化させたと、ドゥを称えるコメントを出した。ドゥは、ブランドの伝統を引き継ぐ仕事を任されたことは、信じられない旅のようだった、と述べている。
そのあと
2024年11月以降の、クリエイティブ・ディレクターの発表は、今回の確認では見つからなかった。今の体制は、HELMUT LANG の公式サイトや、ニュースで確かめてほしい。2026年の動きは、「2026年の今」の記事で読める。


