明るい部屋に、群青、赤、黄の木の椅子が三つ並んでいる
DIRECTORS

MARNI のクリエイティブ・ディレクター──カスティリオーニ、リッソ、ロッゲ

MARNI を率いてきた三人。創業者のコンスエロ・カスティリオーニ、2016年から2025年までのフランチェスコ・リッソ、2025年からのメリル・ロッゲ。それぞれの経歴と仕事を、FASHIONSNAP の記事から読む。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.11.05 イメージ画像(AI生成):色の違う三つの椅子のイメージ(実在の場所、商品ではありません)
創業者から、実験の人へ、そして、日常を見つめる人へ。
三人の手で、MARNI は続いている。

コンスエロ・カスティリオーニ

創業から2016年まで

FASHIONSNAP によれば、コンスエロ・カスティリオーニは、MARNI の創業者で、クリエイティブ・ディレクターを2016年まで務めた。MARNI 公式サイトは、1994年のミラノでの創業を、ブランドの起点として書く。2026年9月の2027年春夏の記事で、FASHIONSNAP は、彼女の時代を思わせる色を、パープル、グリーン、ブラウン、グレーといった、暗めの色調と書く。

フランチェスコ・リッソ

2016年から2025年

FASHIONSNAP によれば、フランチェスコ・リッソは、イタリア出身で、16歳で故郷を離れ、フィレンツェのポリモーダで学び、ニューヨークの州立ファッション工科大学を経て、セントラル・セント・マーチンズで修士号を取った。Blumarine や Malo などで経験を積み、2006年に PRADA に入って、婦人服を約10年担当した。

MARNI では、デザインを「総合芸術作品」と捉え、実験的な表現で、ブランドの成長を引っ張った。没入型のショーや体験型のイベント、さまざまなアーティストやブランドとの協業を実現させた。2023年には、日本で初めてショーを開き、2022年に発売したユニクロとの協業は、日本でも大きな注目を集めた、と同紙は書く。2017年秋冬から2025年秋冬までを手がけ、2025年6月に退任が発表された。OTB の会長、レンツォ・ロッソは、MARNI の精神と価値観を体現し、これからを支える基盤を築いてくれた、とコメントしている。

メリル・ロッゲ

ヘントから、ミラノへ

FASHIONSNAP によれば、メリル・ロッゲは、ベルギーのヘントの生まれ。アントワープ王立芸術アカデミーに在学中に、マーク ジェイコブスの下でキャリアを始め、ドリス ヴァン ノッテンのウィメンズ部門のチーフデザイナーを4年間務めたのち、2020年に、自分のブランド「Meryll Rogge」を始めた。2022年に LVMH プライズのセミファイナリスト、2024年に、女性デザイナーとして初めて「ベルギー ファッション アワード」のデザイナー・オブ・ザ・イヤー、2025年に ANDAM のグランプリを受けた。ヴィンテージのシャツを解いて組み直した「デコンストラクテッド・シャツ」で知られる。

MARNI の CEO、ステファノ・ロッソは、就任にあたり、卓越した創造の才能と、インスピレーションを与える存在、と評した。ロッゲは、独自のスピリットを持つメゾンに加われて光栄だと述べた。2026年3月の記事によれば、ロッゲは、クリエイティブ・ディレクターへの就任を機に、家族でミラノへ越してきた。マーク ジェイコブス時代の最初の給料で、MARNI の靴を買ったことも、明かしているという。

白い壁と、大きな植木鉢の緑、ピンクの椅子が一つある、日の差す中庭
イメージ画像(AI生成):日の差す中庭のイメージ(実在の場所、商品ではありません)

デビューのコレクション

デビューの2026年秋冬について、ロッゲは、「個性」を重要なテーマとしながら、ファッション好きだけでなく、より広い層に開かれたコレクションにしたかった、と話した。MARNI は特別な日だけの服ではなく、昼から夜まで着られるブランドで、服を実生活に戻すことが重要だった、とも述べている。2026年秋冬と2027年春夏は、「2026年の今」の記事で読める。

要点

POINTS
  • コンスエロ・カスティリオーニは、1994年に MARNI を創業し、2016年までクリエイティブ・ディレクターを務めた(FASHIONSNAP、MARNI 公式)。
  • フランチェスコ・リッソは、2016年に就き、2017年秋冬から2025年秋冬までを手がけた。デザインを「総合芸術作品」と捉え、没入型のショーや協業を広げた(FASHIONSNAP)。
  • メリル・ロッゲは、2025年7月に就任した。ベルギーのヘント生まれで、2025年の ANDAM のグランプリを受けた。2026年秋冬がデビューだった(FASHIONSNAP)。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:FASHIONSNAP「マルニのクリエイティブディレクター、フランチェスコ・リッソが退任」(2025年6月18日) https://www.fashionsnap.com/article/2025-06-18/francesco-risso-marni/ FASHIONSNAP「マルニ、新クリエイティブディレクターにメリル・ロッゲを任命」(2025年7月15日) https://www.fashionsnap.com/article/2025-07-15/marni-meryll-rogge/ FASHIONSNAP「メリル・ロッゲによる新生「マルニ」に寄せる期待感」(2026年3月2日) https://www.fashionsnap.com/article/marni-2026aw-report/ FASHIONSNAP「2シーズン目で鮮明になるメリル・ロッゲの「マルニ」」(2026年9月28日) https://www.fashionsnap.com/article/marni-27ss/ MARNI 公式「About Marni」 https://www.marni.com/it-it/about-marni.html (確認日:2026年11月3日。三人の経歴は、FASHIONSNAP の3本の記事で一致した。カスティリオーニの経歴の詳細は、今回読めた資料に乏しく、書いていない。リッソ、ロッゲの言葉は、記事の要約で、直接の引用ではない)

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