2013 提携
LVMHが株を取得
2013年9月、LVMH(ルイ・ヴィトンやディオールを傘下に持つグループ)が、ロンドンのブランド、JW ANDERSONの株式の少数を取得した。当時、ジョナサン・アンダーソンは29歳で、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業して、8年だった。ロンドン東部のダルストンの、小さなスタジオで、仕事をしていた。
取引には、もう一つの柱があった。アンダーソンが、LVMH傘下の、スペインの革製品の老舗、ロエベのクリエイティブ・ディレクターに就くことだ。取引の条件は、公表されなかった。アンダーソン本人は、LVMHには、鋭く現代的なラグジュアリーの、資源と知見があり、一緒に、新しい物が作れると思う、という趣旨を語っている。
発表のとき、LVMHファッション・グループの当時の責任者は、ジョナサンに初めて会ったとき、革新的で、急速に台頭し、既に影響力のあるブランドの、可能性を引き出す手伝いができると感じた、という趣旨を語っている。小さなブランドと、大きなグループの、関係のはじまりだった。
2014〜2025 ロエベ
老舗の看板を預かる
ロエベの仕事は、2014年の就任から2025年まで続いた(就任の決定は、2013年9月の発表)。老舗の革製品の技術と、アンダーソンの、遊び心のある発想を合わせた鞄や服が、次々に世に出た。

2025 ロエベを離れる
アンダーソンは、2025年3月17日に、ロエベのクリエイティブ・ディレクターを退いた。11年あまりの仕事だった。
2025 ディオール
メンズから
2025年4月17日、ジョナサン・アンダーソンが、ディオールのメンズの、アーティスティック・ディレクターに就くことが、発表された。前任は、キム・ジョーンズで、2025年1月に、退任を発表していた。
ウィメンズとオートクチュールへ
2025年6月には、ウィメンズとオートクチュールも、担当することが発表された。ジョナサン・アンダーソンは、クリスチャン ディオールの、ウィメンズ、メンズ、オートクチュールの、クリエイティブ・ディレクターに、任命された。ニューヨーク・タイムズ紙は、この人事を、ディオールにとって歴史的なものだと、見出しで伝えた。
最初のコレクション
ディオールでの、最初のコレクションは、2025年6月の、2026年春夏のメンズだった。パリで、発表された。
JW ANDERSONは、今

自分の名前のブランドを、立ち上げ、老舗の看板を、次々と預かる。その歩みは、小さなブランドが、大きなグループと組んだとき、何が起こるのかを示す、一つの例にもなっている。これは、編集部の見方である。


