イントレチャート
細い革を、編む
イントレチャートは、細く切った革を、編んで、一枚の面にする技法で、Bottega Veneta の代名詞だと、FASHIONSNAP は書く。公式の映像「Craft in Motion」では、職人が、「イントレチャートは、とてつもない形の芸術で、さまざまな工程、色、様式、大きさ、構成の技を試せる、白いキャンバスのようなものだ」と語る。同じ映像は、「Bottega Veneta の鞄を作るときは、時間ではなく、日数を数える」とも言う。
なぜ、編んだのか
RetailBoss によれば、2026年、創業60周年の場で、共同創業者の Renzo Zengiaro は、イントレチャートが、工房のミシンが厚い革を縫うようにできていなかったことから生まれたと話した。職人は、革を細い帯に切り、編んで、強さを得た。始まりの年は、Zengiaro の語りとして、RetailBoss は1970年代と書く一方、PurseBlog は、1960年代末と考えられていると書く。年は、確かめられていない。

創業当初の大きさ
FASHIONSNAP によれば、2026年春夏のコレクションに使われたイントレチャートの「9mm×12mm」という大きさは、創業当初のオリジナルのスケールだという。同じコレクションで、「ローレン」の新しい細長い形、カバのクラッチバッグ、フレームトート、バスケット、フィッシングネットバッグなどの、昔の形が、さまざまな編みと大きさで、作り直された。
ロゴのない鞄
「自分のイニシャルだけで十分」
公式の「People」は、「When your own initials are enough」を、50年を超えて、会社を定義してきた標語と書く。WWD JAPAN(2024年12月)は、このブランドが、かつて、この言葉を掲げていたと書く。FASHIONSNAP は、創業後の初期(1966年から1977年)を、女性解放の運動が盛んになり始めた時代と書き、ロゴのない鞄を持つことは、自信を持つことだという精神が、その時代と結びつくと説明する。
色と、結び目
黒、ベージュ、白に、緑と赤
FASHIONSNAP によれば、2026年春夏のコレクションの色は、黒、ベージュ、白の中立の色を基調に、ブランドを象徴する緑と赤で、変化をつけた。2026年のコレクションの記事では、コートやカフスボタンに、革や金属の部品の「ノット(結び目)」が、遊び心として付けられたとも書く。
編むことを、比喩に
FASHIONSNAP が伝える Louise Trotter の言葉によれば、イントレチャートは、「ブランドの言語」であり、比喩でもある。2本の異なる紐を編み上げると、強さが増す。異なる場所、人々、男性と女性、個々の要素や物語が絡み合い、一つの形を作って、より強く結びつく。それが、創業期から今まで、Bottega Veneta の歴史の根底にある、協働とつながりだと、彼女は話した。


