略歴
神戸から、文化服装学院へ
FASHIONSNAP によれば、岩井良太は、1983年に兵庫県神戸市に生まれた。文化服装学院の II 部(夜間部)服装科を卒業し、2015年春夏シーズンに、自身のブランド AURALEE を始めた。2017年にブランド初の直営店を出し、2018年に、東京都のファッションプライズ「FASHION PRIZE OF TOKYO」の第2回を受賞した。
名前と、ものづくり
意味がありすぎない名前
ブランドの名を決めたときのことを、岩井は FASHIONSNAP に話している。劇的すぎる名にも、意味がありすぎる名にもしたくなく、自分の名をつけるのも気が進まなかった。探して出会ったのが、古いアメリカの歌の題だという AURALEE で、響きが気に入り、「光る土地」の意味があると知って、朝の光が似合う服を作りたいという思いと重なり、決めたという。
どこにでもありそうで、どこにもない
FASHIONSNAP は、岩井が、素材やディテールにこだわり、「どこにでもありそうだけど、どこにもないようなもの」を作りたいと話す、と伝える。コレクションの着想の源は、素材や生地そのもので、毎シーズン、上質な素材の調べから始め、創作の大半を生地づくりに費やす、とも書く。詳しくは、「素材」の記事で読める。
同紙は、どんな人に着てほしいかという問いへの、岩井の答えも伝える。「フラットな価値観を持った人に選んでもらえたら嬉しいです」。エレガントでも気負いがなく、手持ちの服や古着と合わせやすい服だと、記事は説明する。

人となり
8つの質問から
FASHIONSNAP の「8の質問」(2021年8月の更新)で、岩井は、デザイナーをやっていて嬉しかったことを、「自分が作った服を着てくれている人に会ったとき」と答えている。人として大切にしていることは「人への感謝」、趣味は銭湯、コーヒー派で、飼うなら犬。朝は、大福やバームクーヘンなどの甘いものから始め、お酒は飲めない、という。
賞と評価
新人賞から、大賞へ
FASHIONSNAP によれば、2019年に、第37回毎日ファッション大賞の新人賞・資生堂奨励賞を受け、2025年9月に、第42回の大賞を受けた。同紙は、2025年10月の「BoF 500」の記事で、岩井を、日本から選ばれた5人の一人として紹介している。
今
パリで、休暇の話をする
2026年6月のパリで、岩井は、2027年春夏のテーマに「休暇」を選んだ。FASHIONSNAP のインタビューで、毎年6月にパリを訪れるたび、休暇を前にした街の人たちが、楽しそうに行き先を話すのを耳にし、その前向きな空気を服に落とし込みたかったと話した。コレクションは、「バカンスを前に日常を生きている状態」「実際に休暇を過ごしている状態」「休暇を終えて日常に戻る帰り道」の3つに分けて組まれた。今のコレクションは、「2026年の今」の記事で読める。


