就任
W Magazine によると、MOSCHINO は、SUNNEI の創業者ロリス・メッシーナとシモーネ・リッツォが、新しいクリエイティブ・ディレクターに就くことを発表した。就任は即日で、アドリアン・アッピオラーザが退いた2日後のことだった。二人の声明は、2026年6月21日(日)に出された。
親会社 Aeffe のエグゼクティブ・チェアマン、マッシモ・フェレッティは、メゾンの進化には、アイデンティティと革新のバランスが欠かせないと述べ、二人の資質として、「現代的な創造のビジョン、深い文化的感性、独自の創造の言葉を作る力」を挙げた。
MOSCHINO とは
MOSCHINO は、創業者のフランコ・モスキーノが、独特のユーモアで、趣味、地位、消費、慣習を問い直してきたブランドである。Designscene は、二人の就任を、MOSCHINO 自身の、風刺、挑発、ポップカルチャーへの批評の歴史と、重なるものとして伝えている。

二人の言葉
二人は、声明で、こう述べている。「フランコ・モスキーノが、一貫した声を保ちながら、創造で慣習に挑む力を、私たちは、ずっと尊敬してきた。それは、まれな資質だ。MOSCHINO は、ポップカルチャーを、美学の言葉としてだけでなく、批評の道具として使う、文化的なメゾンだ」。
デビュー
二人のデビューコレクションは、2026年9月のミラノ・ファッション・ウィークで、2027年春夏として発表された。
SUNNEI から、MOSCHINO へ
二人は、SUNNEI の最後のショーで、自分たちを「売却」して、ブランドを離れた。そのあと、風刺と遊び心を、ブランドの核にしてきたメゾンの舵を取った。二つの出来事は、一続きの物語のようにも見える。

SUNNEI で育てた、皮肉と、色と、参加させる力は、MOSCHINO でも続くと思う。SUNNEI の記事とあわせて読むと、二人の仕事の連続が見えてくる。


