始まり
パリの、メンズのブランドとして
AnOther によれば、Y/PROJECT は、デザイナーのヨハン・セルファティと、ビジネスマンのジル・エラルフが、2010年に、メンズのブランドとして始めた。AnOther は、拠点が、パリの10区と11区に面した、有名な音楽会場 Gibus の上の、5階のスタジオだったと書いている。

Highsnobiety は、初期のコレクションを、暗く、厳格で、革で縁取られた、荒々しい Rick Owens のようだと評している。マーティンスによれば、セルファティは、革の達人で、そのことが、服の裁ち方と、組み立て方を決めていた。

2013年の転機
創業者の死と、マーティンスの就任
AnOther によれば、2013年に、セルファティが亡くなり、エラルフは、自分の名前のウィメンズのブランドを続けていたマーティンスに、声を掛けた。Highsnobiety は、マーティンスが、喪に服していたブランドを引き継いだと伝えている。The Impression によれば、マーティンスは、2013年から、クリエイティブ・ディレクターを務めた。
マーティンスは、AnOther のインタビューで、セルファティへの敬意から、最初は、元の方向を残しながら、新しい物語を重ねようとしたと語っている。元の方向と、自分が思い描く方向の間の、移行のコレクションを作り、記事の前の年(2015年)に、自分たちの望む方向へ進むと決めた、という。
2016年、ウィメンズの始まり
最初のウィメンズのショー
AnOther の記事は、2016年3月に、Y/PROJECT が、最初のウィメンズのショー(2016年秋冬)を開いた直後に書かれた。マーティンスは、このコレクションを、エリザベス朝の少女が、幻覚を見ているような姿だと表現した。Highsnobiety によれば、マーティンスは、このコレクションを、ブランドの転機だと位置づけている。
同じ年に、Y/PROJECT は、LVMH プライズの最終候補になり(The Impression)、2017年には、ANDAM のグランプリを受けた(The Impression)。Rihanna や Kylie Jenner らが、着る人として知られた、とも伝えられている(The Impression)。
閉鎖へ
2024年、人と資金の変化
W Magazine によれば、マーティンスは、2024年9月に、11年務めたクリエイティブ・ディレクターを退いた。The Impression は、共同創業者のエラルフの死と、マーティンスの退任の後、パリの商事裁判所の管理下に置かれ、資金繰りの問題から、2024年秋のショーが中止になったと伝えている。nss magazine によれば、CEO のパスカル・コンテ=ジョドラも、同じ時期に、ブランドを離れた。
2025年1月、閉鎖の発表
nss magazine は、2025年1月9日に、Y/PROJECT が、投資家を見つけられず、閉鎖を発表したと伝えている。香港の投資会社 AA Investments が、4万5000ユーロでの買収を申し出たと、WWD の報道を引いて書いているが、ブランドの幹部は、コメントしなかったという。詳しい経緯は、別の記事で読める。
今、読むなら
閉鎖したブランドのため、今の商品や、購入先は、ない。創業から閉鎖までの歩みを、人物、デザイン、協業、閉鎖と遺産の、四つの切り口で、別の記事で読める。


