作業台に広げた、細いキルトの縫い目の入った濃いオリーブ色のナイロンの布と、はさみ、黒いテープ
TANKER

MA-1を、カバンにした──PORTER の TANKER を読む

1983年に登場した TANKER は、米空軍のフライトジャケット MA-1 を着想にした、PORTER の代表作。1990年代半ばの裏原宿の流行、植物由来の100%ナイロンへの切り替え、2026年の限定ストアまで。成り立ちを、資料で整理する。

文 Shiori Kinugasa | 公開 2026.11.01 | 更新 2026.11.02 イメージ画像(AI生成):ナイロンの生地のイメージ(実在の商品ではありません)
ジャケットの形が、カバンの名になった。
40年、同じ名のまま、素材だけが変わっていく。

1983年、MA-1

DIME によれば、TANKER は、1983年に登場した。モチーフは、米空軍のフライトジャケットで、PORTER を代表する存在に育った。All About は、デザインが、米軍の MA-1 を元にしていて、中綿をはさむ貼り合わせの素材を使い、最初は限られた人向けだったと書く。

作業台に並べた、濃いオリーブ色のナイロンと、鮮やかなオレンジの裏地の布、オレンジの糸巻き、チャコ
イメージ画像(AI生成):布の色の組み合わせのイメージ(実在の商品ではありません)

1990年代半ば、ヒット

All About によれば、TANKER は、1990年代半ばの、裏原宿のブームの中で、大ヒットした。

素材の切り替え

WWD JAPAN によれば、TANKER は、植物由来の100%ナイロンに、全面的に切り替わった。その開発の責任者の取材では、香り付きのカバンについても、語られている。

ALL NEW TANKER

吉田カバンのプレスリリースによれば、90周年の公式ビジュアルブックは、過去10年の仕事を、「ALL NEW TANKER」を軸にまとめた。糸の開発から、紡ぎ、織り、縫いまでの工程を、日本各地で撮影している。大切に保管されてきた、TANKER の元のデザイン画なども、収めた。

2026年、限定ストア

WWD JAPAN のタグのページによれば、2026年4月10日に、90周年の最後のコレクションと「TANKER Limited Store」が開き、4月17日には、TANKER のポップアップが、120アイテムを並べた。

要点

POINTS
  • TANKER は、1983年に発表された。モチーフは、米空軍のフライトジャケット MA-1(DIME、All About)。
  • 1990年代半ばの裏原宿のブームで、大ヒットした(All About)。
  • TANKER は、植物由来の100%ナイロンに全面的に切り替わった(WWD JAPAN)。2026年4月には、限定ストアが開いた(WWD JAPAN)。
この記事を書いた人 Shiori Kinugasa
参考資料:DIME「『PORTER』はどう生まれた? メイド・イン・ジャパンにこだわる吉田カバンの創業物語」(2017年7月3日) https://dime.jp/genre/410345/ All About「PORTER(ポーター)の歴史」(2015年12月8日更新) https://allabout.co.jp/gm/gc/460674/ WWD JAPAN「吉田カバンの90年」(2025年12月26日) https://www.wwdjapan.com/?p=2286735 WWD JAPAN「PORTER」タグ(2026年4月10日、17日の記事) https://www.wwdjapan.com/brand_tag/porter 吉田カバン プレスリリース「YOSHIDA & Co. 90 Anniversary BOOK」(2026年8月3日) https://koubo.jp/press-release/prtimes/c54486_r82 (確認日:2026年10月27日。デザイナーの名前は、資料に出てこなかったので、書いていない。「ALL NEW TANKER」の中身は、プレスリリースの記述に拠る)

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