言葉の意味
ポール・スミスは、自分の服を、「クラシック・ウィズ・ア・ツイスト」という言葉で、表してきた。Design Museum が引く、本人の説明は、こうである。上流階級の仕立てや、手縫いのスーツなどの材料を、取り上げ、そこに、「ばかばかしいもの」を、組み合わせる。
どんな、一捻りか
- 美しいスーツに、デニムの短パンを合わせる
- 男性用のシャツに、種の袋に着想した、花柄を使う
- 仕立てのジャケットの裏地に、派手な色のシルクを使う
- Vネックのスクールセーターを、作る工場に、奇抜な色で編んでもらう
どれも、型は、古典的である。そこに、色や、組み合わせの、小さな意外性を足す。
英国のメンズウェアから
服の出どころは、ポール・スミスが、子どもの頃から、親しんできた、英国のメンズウェアである。兄が着ていた郵便局のシャツ、ノッティンガムシャーの地主たちのツイード、輸入した米国のジーンズ、珍しい青や緑の、仕立てのスーツ。「デザイナーと名乗るのが、一番難しかった。単純な服しか、作っていなかったから」と、本人は振り返る。自分が着たい服を、作った。品質がよく、型がシンプルで、生地が面白く、着やすい。

1980年代の、くつろいだスーツ
1980年代、ポール・スミスは、ジョルジオ・アルマーニとともに、フォーマルなスーツに、より、くつろいだ形を、広めた。そこに、風変わりな細部と、対照的な裏地という、自分だけの遊び心を足した。この、より遊び心のある、堅苦しくない、古典的な仕立ての考え方が、時代の自信に合い、世界中の客を、つかんだ。写真を、生地に刷る技法も、1980年代に、早く取り入れた。ポール自身の写真が、使われた。

遊び心の出どころ
ポール・スミスの店には、初期から、変わった物が並んだ。珍しいペンやナイフ、手帳、日本の玩具。1982年から、日本に通うようになり、日本のおもちゃや、雑貨も、服と並べて売った。服と、他の物を並べる売り方も、「一捻り」の一つである。
着るときの見方
- 全体は、古典的にする:型や色は、落ち着いた物を基本にする
- 一つだけ、ひねる:裏地、ボタン、襟の細部など、近づいて見えるところに、遊びを置く
- 合わせて、崩す:スーツに、デニムのような、意外な組み合わせを試す


