就任から、最初の1年
アルチザナルから
OTB は、2025年1月29日に、グレン・マーティンスの就任を発表した。最初のアルチザナルは、2025年7月に、パリの Centquatre で開かれた(Numéro)。続く最初のレディ・トゥ・ウェア(2026年春夏)は、同年10月に、Le Centquatre で発表された。Numéro によれば、演出には、子どもたちの楽団が登場し、1990年春夏のショーの、子どもたちの場面を、思わせた。モデルの唇には、「4つの針目」の印が、金属の口の装具として、現れた。
顔のある起用
nss magazine と Numéro は、2025年に、マイリー・サイラスが、メゾン初のアンバサダーに起用されたと伝える。nss magazine は、この起用が、匿名性を、哲学としてきたメゾンの方向を、どう考えるかという議論を呼んだと書いている。
2026年4月、上海
メゾンの公式サイトによれば、2026年秋冬のコレクションは、2026年4月1日に、上海で発表された。レディ・トゥ・ウェアと、アルチザナルの両方で構成され、閉店後のパリの蚤の市に迷い込んだような体験として、紹介されている。スパンコールで修復したタペストリーや、磁器の人形を思わせるドレープドレス、エドワード朝のシルエットを踏襲した構築的なデザインが、並んだ。メゾンのショーが中国で開かれるのは、これが初めてである。

Hypebeast は、会場を、上海の大きな造船所と伝え、全てのルックに、アルチザナルのマスクが付いたと書く。同時に、上海、北京、成都、深圳で、無料の展覧会が開かれた。

2026年9月、2027年春夏
メゾンの公式サイトによれば、2027年春夏のショーは、2026年9月29日に開かれた。テーマは、衣服やアクセサリーの構築に欠かせない、「ハード」と「ソフト」である。パリのアトリエでは、硬い構築的な服を担うテーラリングと、ドレスメイキングやドレーピングを担うフルー(flou)が分かれており、この二つの技法を、プレタポルテの形で再解釈したと説明されている。
Hypebae は、このコレクションを、「構造の硬さ」と「流れるドレープ」を組み合わせたものと伝える。硬くした部分のあるトレンチコート、コルセットのような骨組みのあるドレス、大きく硬くしたダーツのドレスなどが、並んだ。タビも広がり、アーカイブから、ひだのあるヒールのクロッグが出た。セットは、ベルギーの花の芸術家、マーク・コレが手掛け、枯れかけた花が、プリントにもなった。
Diesel を離れる
nss magazine によれば、2026年9月18日に、グレン・マーティンスが、Diesel のクリエイティブ・ディレクターを退くことが伝えられた。マーティンスは、2020年10月から、約6年務めた。メゾンでの役割は、続く。AP は、2026年9月22日の、ミラノでの2027年春夏が、マーティンスの、最後の Diesel のコレクションになったと伝える。後任は、発表されていない。
見方
ロッソが述べた通り、マーティンスは、アントワープの王立美術アカデミーの出身で、マルジェラと同じ学び舎を持つ。2026年の Maison Margiela は、匿名の流儀と、顔のある起用を、同時に抱えながら、新しい形を探している。


